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技術コラム

カバーボルト製作におけるコストダウンのポイントとは?

形状と特徴
イメージ

カバーボルトは、別名脱落防⽌ねじと呼ばれ、その名の通り脱落することを防⽌するためのネジです。⼀般的に、カバーボルトは保護カバーとともに使われます。ここで⾔うカバーとは、異物混⼊を防ぐ安全性の⽬的や、パネル部を取り外して洗浄や点検を容易にする作業容易性のために採⽤されるもので、主に⾷品系の装置や、粉塵が発⽣しやすい環境で⽤いられる産業機器のカバーとして⽤いられています。 ここでは、カバーボルト製作をする上でコストダウンする際に気をつけるべきポイントについてわかりやすくご紹介いたします。

カバーボルトとは?
カバーボルトとは?

カバーボルトとは、別名で脱落防止ねじと呼ばれ、その名の通り脱落するのを防止されたネジのことです。 脱落防止ねじは、カバーを取り付ける際にともに用いられますが、そのカバーを外した際に、カバーからの脱落を防ぐために、写真のような形状をしております。カバーボルトと通常のネジとの違いは、胴部にネジ加工がないことです。カバーボルトでは胴部にネジ加工はなく、「胴部径 < ネジ部径」という構造になります。

カバーボルトを用いる際は、まずカバーにおけるネジ用の穴にも、事前にネジ加工を施します。次に、カバーにネジを通し、ねじの胴部にカバーを通しておきます。この状態のままカバーをフレームや機器にネジ固定することができます。そして、ネジをフレームや機器からゆるめてカバーを外す際は、カバーの穴からネジが抜け落ちることがない、つまり脱落が防止される、というわけです。

>>>脱落防止ねじの構造・仕組み・事例までご紹介!

カバーボルト製作におけるコストダウンのポイント
カバーボルト製作におけるコストダウンのポイント

カバーボルト(脱落防止ねじ)の加工におけるコストダウンのポイントは、主に3点です。

①ねじ切り加⼯の前にヌスミ加⼯を⾏う
②テーパーを付けてヌスミ加⼯を⾏う
③市販品からの追加⼯を⾏う

詳細がまとまっている資料を無料でダウンロードできます!こちらの資料では、【カバーボルト(脱落防止ネジ)】のコストダウンのポイントをまとめた資料となっております。特殊ネジ・リベットのコストダウンのポイントを掲載しており、カバーボルトにおけるヌスミ加工のポイントや、追加工についてノウハウをまとめています!

>>>資料ダウンロードはこちら!

カバーボルトの事例①:ブレーキ用ネジ(パット軸)
カバーボルトの事例①:ブレーキ用ネジ(パット軸)

続いて、カバーボルトの事例です。

1つ目は自転車軽量化部品用の脱落防止ネジです。圧造加工と切削加工、さらに転造加工を組み合わせることでコストダウンをしています。頭部は圧造でマイナス割を入れた際にはみ出た部分を切削にて除去、軸側には転造にてE溝加工(抜け止め)を実施しています。
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カバーボルトねじの事例②:M6 追加工 脱落防止ねじ
カバーボルトねじの事例②:M6 追加工 脱落防止ねじ

2つ目は M6 追加工 脱落防止ねじです。こちらは市販品のステンレス製CAPボルトを追加工し、製作いたしました。
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カバーボルトの事例③:ステンレス φ5mm×15mm 脱落防止ねじ
カバーボルトの事例③:ステンレス φ5mm×15mm 脱落防止ねじ

3つ目はステンレス φ5mm×15mm 脱落防止ねじです。こちらの脱落防止ネジは絶縁性用途のため、電気メーターなどの弱電関連に用いられます。
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カバーボルトの加工は、特殊ネジ・リベット製造.comまで!
カバーボルトの加工は、特殊ネジ・リベット製造.comまで!

上記の商品以外にも、特殊ネジ・リベット製造.comでは様々な特殊ネジや特注リベットの加工に対応しております。材質もステンレスからssc、鉄、真鍮やチタンまで、頭部形状も六角や低頭、なべまで、さらにM径もM3, M4, M6など、幅広いタイプの締結部品の加工に対応しております。

特殊ネジ・リベット製造.comを運営する株式カネコは、ネジの2次加工と冷間鍛造における日本屈指のプロフェッショナルとして、様々な特殊ネジや特注リベットの製造・2次加工を行ってきました。特に脱落防止ねじに必須である中抜き加工に関しては最も得意とする加工の1つです。当社工場で撮影した動画は、以下よりご覧いただけます。
>>>中抜き加工の動画を見る
また当社は、全国各地にあるネジ加工のサプライヤーと構築した強固なネットワークを保有しています。そのため、当社によるVA/VE提案をするだけでなく、最適なネジ加工のサプライヤーも踏まえたコストダウン提案をすることができます。

つまり当社では、加工技術にあまり詳しくないネジ商社と比較して、より安く、よりお客様のご要望に沿った締結部品を提供することが可能となり、これらの理由から大手メーカー様からも支持されてきました。

さらにカネコでは、製品の熱処理やメッキ処理、全数検査まで対応しております。当社では業界に先駆けて、画像処理選別機を開発・導入し、TS16949/ISO9001などの国際標準基準に対応した最新の検査システム開発を行っています。この最新検査システム「View Checker」では最大4台のカメラを内蔵し、1台あたり1/60秒の超高速画像処理を実現しています。4台のカメラでは、128ヵ所の計測と256ヵ所の特徴抽出を1秒間に15回行う能力があり、最小で±0.02㎜の寸法公差にもなる高精度検査にも対応します。
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ネジに関するお困りごとはなんでも解決いたします。少しでもお悩みの方は、ぜひ特殊ネジ・リベット製造.comまでご連絡ください!
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