特殊ネジ・特殊リベット等・特注締結部品の製作承ります | メーカー規格から外れた特殊形状に対応

  • サイトロゴ
  • 株式会社カネコ

全国対応可能・電話相談承ります

047-351-2849

受付時間:8:00〜17:00 土日祝定休

メニュー

技術コラム

樹脂ネジ・ボルト(プラスチックネジ・ボルト)の特徴や製造方法をご紹介!

名称と用途

樹脂ネジ・ボルト(プラスチックネジ・ボルト)とは?

樹脂ネジ・ボルト(プラスチックネジ・ボルト)とは?

樹脂ネジ・ボルトとは、樹脂、プラスチックで製作されたネジ・ボルトです。軽量で、絶縁性に優れ、腐食もないため電気・電子分野から自動車、医療分野にいたるまで、幅広く用いられています。

樹脂ネジ・ボルトは規格品であれば基本的に射出成形で製作されます。規格外の製品や特殊な形状、追加工が必要な場合は切削で製作されます。 また、樹脂ネジは金属製のネジと比較して締結トルクが異なるため、取り扱いには注意が必要です。

樹脂ネジ・ボルト(プラスチックネジ・ボルト)の特徴

樹脂ネジ・ボルトの特徴①:軽量である

比重が低く、金属ねじに比べて約1/5~1/6と軽量であるため、全体の重量を抑えたい製品や部品に適しています。このような特性から、特に自動車などの軽量化を目的に使用されています。

樹脂ネジ・ボルトの特徴②:絶縁性に優れている

電気抵抗が大きく、絶縁性が優れているため、電子機器や電気部品の組み立てにも樹脂ネジ・ボルトは適しています。この特性により、万が一のショートなどを防ぐことができ、安全性を確保することができます。

樹脂ネジ・ボルトの特徴③:耐食性に優れている

金属ねじの場合、錆や腐食が心配されますが、樹脂ネジ・ボルトはそれらの心配がございまさん。耐久性、耐食性に優れているため、屋外や食品産業など、腐食の影響を受けやすい環境での使用にも適しております。

樹脂ネジ・ボルトの特徴④:断熱性に優れている

熱伝導率が小さく、断熱性が高いため、高温や低温の環境での使用にも適しています。この特性により、熱を冷気を帯びる機器にも樹脂ネジは用いられます。

樹脂ネジ・ボルトの特徴⑤:磁気を帯びにくい

最後に、樹脂ネジ・ボルトは磁気を帯びにくい特性があります。そのため、精密な電子機器や医療機器など、磁気の影響を受けやすい機器に樹脂ネジ・ボルトは使用されています。

このように、樹脂ネジ・ボルトはその特性から様々な産業や用途に活用されています。

樹脂ネジ・ボルト(プラスチックネジ・ボルト)の材質

PC(Polycarbonate):ポリカーボネート

連続使用温度:115℃ 燃焼性:UL94 V-2
PCは粘り強く耐衝撃性に優れ、機械・電気的特性のバランスも良い素材。価格も扱い易い為幅広い分野で使用されています。

RENY(Polyamide MXD6 GF50):高性能ポリアミド樹脂

連続使用温度:105℃ 燃焼性:UL94 HB
RENYはポリアミドMXD6をガラス繊維で強化させた素材。エンプラ中でも強度・弾性率に優れ、金属代替にも使用されています。

PEEK(Polyether Ether Ketone):ポリエーテルケトン

連続使用温度:260℃ 燃焼性:UL94 V-0
PEEKはエンプラ中最高級素材。特に耐薬品性に優れており、耐熱性能も高い為半導体装置などに採用されています。

PPS(Pollyphenylene sulfide GF40):ポリフェニレンサルファイド

連続使用温度:200℃ 燃焼性:UL94 V-0
PPSは難燃性と耐薬品性に優れる素材。耐薬品性はフッ素樹脂に匹敵し、機械特性と寸法精度にも優れます。

PVDF(Polyevinylidene fluoride):ポリフッ化ビニリデン

連続使用温度:150℃ 燃焼性:UL94 V-0相当
PVDFはフッ素系の素材で耐薬品性に優れる素材です。耐摩耗・耐衝撃性にも優れ、半導体装置に採用されています。

樹脂ネジ・ボルト(プラスチックネジ・ボルト)の製造方法

樹脂製のネジやボルトは、規格品であれば多くの場合、射出成形により製造されています。

射出成形で製作する場合、一般的なMネジではおよそM1からM8くらいまでしか対応していない場合が多く、それ以外のサイズや形状の特殊・特注品、あるいは少量のロット数で生産する際には、射出成形の初期コストが回収できないため、切削加工によって製造されることが多々あります。

また、市場で入手困難なネジ仕様での製作を求められることがあります。
そのような場合には、仕様に合わせた専用のネジ切り工具を製造する専門メーカーに依頼し、それを使用して樹脂ネジの切削加工を行います。

樹脂ネジやボルトの切削加工では、求める製品に合わせて適切な工具を選定することも重要になります。例えばMネジとPFネジには異なるネジ切り工具が使用されます。そのため、様々なネジ切り工具を所有し適切に選定する必要があります。

このように、樹脂製のネジやボルトには射出成型と切削加工といった複数の製造方法が存在し、それぞれの利点や制約を理解した上で製品の需要に応じて適切な製造方法を選択することが重要です。

特殊ネジ・リベット製造.comが製造する樹脂ネジ・ボルト(プラスチックネジ・ボルト)の特徴は?

当社の特徴①:特殊形状の樹脂ネジの製作が可能

特殊ネジ・リベット製造.comでは、特殊形状の樹脂ネジ・ボルトの製作を得意としております。 各種樹脂において、軸部に脱落防止機能を付けたもの、中ツバ部分があるもの、段付き構造となっているもの、頭部や軸部に穴が空いているもの、ネジ先が特殊な形状をしているものなど、各種特殊形状の樹脂ネジ・ボルトの製作が可能です。

当社の特徴②:樹脂ネジの調達ネットワーク

特殊ネジ・リベット製造.comでは独自の調達ネットワークを活用し、樹脂ネジを専門に取り扱う企業様と連携し、様々な樹脂ネジのご要望にお応えすることが可能です。

当社の特徴③:初期コストを抑えた製造が可能

樹脂ネジの製造において、金型をおこす場合、初期コストが膨らんでしまう可能性がございます。調達ネットワーク含め金型を多数保有しておりますので、金型をおこす費用をかけずとも、製作が可能な場合が多数ございます。

当社の特徴③:view checkerによる品質保証

当社では業界に先駆けて、画像処理選別機を開発・導入し、TS16949/ISO9001などの国際標準基準に対応した最新の検査システム開発を行っています。

この最新検査システム「View Checker」では最大4台のカメラを内蔵し、1台あたり1/60秒の超高速画像処理を実現しています。
4台のカメラでは、128ヵ所の計測と256ヵ所の特徴抽出を1秒間に15回行う能力があり、最小で±0.02㎜の寸法公差にもなる高精度検査にも対応します。


>>>View Checkerについてはこちら

樹脂ネジ・ボルト(プラスチックネジ・ボルト)に関するお悩み・お困りごとは特殊ネジ・リベット製造.comまで!

特殊ネジ・リベット製造.comを運営する株式カネコは、ボルトやネジ、リベット、ピンなど様々な締結部品の2次加工と冷間鍛造における日本屈指のプロフェッショナルとして、様々な特殊ネジや特注リベットの製造・2次加工を行ってきました。

また当社は、全国各地にあるネジ加工のサプライヤーと構築した強固なネットワークを保有しています。
そのため、当社によるVA/VE提案をするだけでなく、最適なネジ加工のサプライヤーも踏まえたコストダウン提案をすることができます。

つまり当社では、加工技術にあまり詳しくないネジ商社と比較して、より安く、よりお客様のご要望に沿った締結部品を提供することが可能となり、これらの理由から大手メーカー様からも支持されてきました。

樹脂ネジ・ボルトに関するお困りごとはなんでも解決いたします。少しでもお悩みの方は、ぜひ特殊ネジ・リベット製造.comまでご連絡ください!

>>>お問い合わせはこちら