逆ネジ（左ネジ）とは？使用用途や製品事例をご紹介！
逆ネジ（左ネジ）とは？
逆ネジ、または左ネジとは、通常の正ネジ（右ネジ）とは逆の方向である左に回転することで締結されるネジのことを指します。通常の正ネジ（右ネジ）は、時計回りに回転させることで締め付けられますが、逆ネジは反時計回りに回転させることで締め付けられます。左ネジとも呼ばれることが多く、LHと表記されることもあります。 工業や機械での標準化において右利きの人が多いため、右回りの動作が自然であり、力を入れやすいという理由で右ねじが標準（正ネジ）に対して左ねじが逆ねじとして扱われるようになりました。 逆ネジは特殊な用途や条件で使用されることが多く、特定の方向に力がかかることで正ネジ（右ネジ）が緩む場合に用いられることが多いです。 具体的には、モーターや機械装置の回転部品、特定の工具や自転車のペダルなど、駆動がかかった瞬間に締め付ける方向のトルクが発生する環境でよく使用されます。
逆ネジ（左ネジ）が使用される業界
逆ネジ（左ネジ）は、様々な業界・分野で幅広く利用されています。以下、代表的な業界になります。
逆ネジ（左ネジ）が使用される業界①：自動車
自動車のエンジンや駆動系部品では、エンジンの回転によってネジが自然に緩まないように逆ネジが使用されることがあります。一部、トラックのホイールにも使用されています。
逆ネジ（左ネジ）が使用される業界②：航空宇宙産業
航空機をはじめとした航空宇宙産業においても逆ネジは使用されます。その中でも主にプロペラの取り付けなどに逆ネジは使用されます。
逆ネジ（左ネジ）が使用される業界③：機械工具
ドリルや旋盤などの機械工具では、工具の回転方向と逆向きのトルクがかかるため、逆ネジが使用されます。グラインダーやサンダーの砥石の取り付けにも、逆ネジは使用されます。その他、ガス溶接機のホースの取り付けにも使用されております。
逆ネジ（左ネジ）が使用される業界④：自転車
自転車のペダルも逆ネジの典型的な例です。左ペダルには逆ネジが採用されており、ペダルを漕ぐ力でネジが緩むことを防いでいます。衝突時の安全の確保のためにバイクのミラーにも使用されることがあります。
逆ネジ（左ネジ）を使用するメリット
逆ネジの最大のメリットは、右回転の力がかかる状況でネジの緩みを防止できることです。自転車のペダルや車のホイールナットなど、回転方向が固定されている場合、回転方向によっては正ネジ（右ネジ）では緩んできてしまうことがあります。このような場合でも逆ネジ（左ネジ）を使用することで緩み止めを行うことが可能です。
特殊ネジ・リベット製造.comが製造する逆ネジ（左ネジ）の特徴は？
当社の特徴①：特殊形状の逆ネジ（左ネジ）の製作が可能
キャップボルト等の様々な頭部形状をはじめとして、特殊形状の逆ネジ（左ネジ）の製作が可能です。頭部以外にもご要望に合わせて特殊形状の逆ネジ（左ネジ）を特注で製作いたします。 また、特殊ネジ・リベット製造.comでは、左ネジ右ネジとどちらも注文いただいた際は、見分けがつくように識別溝を入れることが可能です。
当社の特徴②：view checkerによる品質保証
さらに当社では、製品の熱処理やメッキ処理、全数検査まで対応しております。当社では業界に先駆けて、画像処理選別機を開発・導入し、TS16949/ISO9001などの国際標準基準に対応した最新の検査システム開発を行っています。この最新検査システム「View Checker」では最大4台のカメラを内蔵し、1台あたり1/60秒の超高速画像処理を実現しています。4台のカメラでは、128ヵ所の計測と256ヵ所の特徴抽出を1秒間に15回行う能力があり、最小で±0.02㎜の寸法公差にもなる高精度検査にも対応します。
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逆ネジ（左ネジ）の製品事例をご紹介！
逆ネジ（左ネジ）の製品事例①：識別溝付き左ねじ(逆ねじ) M5×15
こちらは、識別溝付き左ねじ(逆ねじ) M5×15です。この製品は左ねじと右ねじのセットになりますが、冷間圧造の金型、形状は兼用し、識別溝を左ねじの頭部外周に入れております。
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逆ネジ（左ネジ）の製品事例②：特注溝付き調整逆ねじ
こちらは、特注溝付き調整逆ねじです。ステンレス製の六角穴付きネジで、頭部に溝加工が施されている、主に家具用に使用される異形状特殊ネジです。
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逆ネジ（左ネジ）に関するお悩み・お困りごとは特殊ネジ・リベット製造.comまで！
特殊ネジ・リベット製造.comを運営する株式カネコは、ボルトやネジ、リベット、ピンなど様々な締結部品の２次加工と冷間鍛造における日本屈指のプロフェッショナルとして、様々な特殊ネジや特注リベットの製造・２次加工を行ってきました。また当社は、全国各地にあるネジ加工のサプライヤーと構築した強固なネットワークを保有しています。そのため、当社によるVA/VE提案をするだけでなく、最適なネジ加工のサプライヤーも踏まえたコストダウン提案をすることができます。
つまり当社では、加工技術にあまり詳しくないネジ商社と比較して、より安く、よりお客様のご要望に沿った締結部品を提供することが可能となり、これらの理由から大手メーカー様からも支持されてきました。
逆ネジ（左ネジ）に関するお困りごとはなんでも解決いたします。少しでもお悩みの方は、ぜひ特殊ネジ・リベット製造.comまでご連絡ください！
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