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技術コラム

穴あきボルトとは?穴あきボルト用途や製品事例をご紹介!

名称と用途

穴あきボルトとは?

穴あきボルトとは?

穴あきボルトとは、一般的なボルトとは異なり、頭部や軸部に横穴が空いていたり、写真のように縦穴が空いていたり、その両方が空いており穴がクロスしたりしているボルトのことを指します。
穴あきボルトは、一般的に他の構造物との結合や固定に使用されます。具体的には、穴にピンなどを通すことで、抜け止めやヒンジ部等の固定を行います。これにより、通常のボルトとは、異なった締結方法を実現いたします。
穴あきボルトは、様々な材質や表面処理方法で、自動車部品の他、農耕機械や産業装置で使用されております。

穴あきボルトの用途

穴あきボルトの用途①(横穴の場合):回り止め
穴あきボルトの用途①(横穴の場合):回り止め

先ほど紹介したように、横穴にピンやワイヤーなどを通すことで、落下や回転防止として使用されます。
これにより、通常のボルトでは実現きない締結方法が可能になり、またゆるみ止めや封印の効果も期待されます。

穴あきボルトの用途②(縦穴の場合):配線や液体を通す
穴あきボルトの用途②(縦穴の場合):配線や液体を通す

貫通穴をあけることでボルト内部に配線を通したり、クロス穴をあけることで油や水などの液体を循環させたりすることができます。
特に、自動車業界において、油や水などの液体を循環させたりする目的で使用されるボルトをユニオンボルト、あるいはジョイントボルト・バンジョーボルトなどと呼び、自動車の中でもエンジン回りで油や液体を循環させるために使用されます。
その他、縦穴を設けることで、ボルト全体の質量を下げることができるため、軽量化の目的でも縦穴の穴付きボルトは使用されます。

特殊ネジ・リベット製造.comが製造する穴あきボルトの特徴は?

当社の特徴①:特殊工具による縦穴と横穴の交差部分に発生するバリの除去

特に、縦穴と横穴のどちらもあり穴がクロスしているような製品は、一方向からバリ取りをしたとしても、もう一方向に対して新たなバリが発生してしまいます。このようなクロス穴の場合、綺麗にバリ取りを行うにはノウハウや特殊な工具が必要です。
当社では、バリ取り専用の特殊なドリルを使用し、一点一点手作業でバリ取りを実施しています。このようなクロス穴の製品事例も当社では多数ございます。下記にて事例を紹介しておりますので、合わせてご覧ください。

当社の特徴②:手作業だけでなく、サーマルデバリングでもバリ取りが可能!コストに見合う加工を実施!

当社では、基本的に手作業でのバリ取りを実施ておりますが、横穴が貫通ではなく中でL時になる場合(交差できない)や、穴径が小さい時にはサーマルデバリングでのバリ取りも行うことができます。
サーマルデバリングは、メタンガスと酸素の混合ガスを爆発燃焼させ、瞬間的に2,000℃の熱を発生させ酸化反応を引き起こすことで、バリやバリに隠れている異物(コンタミ)を除去する加工方法のことです。
サーマルデバリング後は、表面に赤の酸化跡や酸化物が残ってしまいますが、酸洗い等の後処理を行うことで綺麗に除去することができます。カネコでは、このような後処理まで一貫して対応しております。
実際、自動車業界等の微細なバリが許されないお客様の場合、サーマルデバリングでのお問い合わせを多くいただいており、その多くは酸洗いまで当社で対応しております。 実際のサーマルデバリングと酸洗いを行った際の製品の様子を、写真でご紹介させていただきます。



このようにサーマルデバリングを行うことで、ドリルでは対処しきれない小さな穴に対してもバリ取りを綺麗に行うことができます。そして、酸洗いを行うことで、写真のような綺麗な外観にすることができます。
当社では、このようにお客様のご要望に合わせて最適なバリ取り方法を実施し、コストに見合う加工方法で対応させていただいております。

当社の特徴③:view checkerによる品質保証

さらに当社では、製品の熱処理やメッキ処理、全数検査まで対応しております。当社では業界に先駆けて、画像処理選別機を開発・導入し、TS16949/ISO9001などの国際標準基準に対応した最新の検査システム開発を行っています。

この最新検査システム「View Checker」では最大4台のカメラを内蔵し、1台あたり1/60秒の超高速画像処理を実現しています。
4台のカメラでは、128ヵ所の計測と256ヵ所の特徴抽出を1秒間に15回行う能力があり、最小で±0.02㎜の寸法公差にもなる高精度検査にも対応します。


>>>View Checkerについてはこちら

穴あきボルトの製品事例をご紹介!

穴あきボルトの製品事例①:頭部横穴付き六角ボルト
穴あきボルトの製品事例①:頭部横穴付き六角ボルト

こちらの製品は頭部に横穴加工を実施した六角ボルトになります。横穴加工時はバリが出ますので、両面取りをするのが一般的です。脱落しないようにワイヤー等を入れる目的で、穴径の公差はさほどシビアではありませんので、通常のドリル加工をしております。

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穴あきボルトの製品事例②:特注クロス穴ボルト
穴あきボルトの製品事例②:特注クロス穴ボルト

こちらの写真の製品は、六角つばとクロス穴を持つ特注ネジで、自動車業界向けに納品をした締結部品です。加工における特徴としては、クロス穴の加工を行っている点が挙げられます。
貫通穴の加工事態は難しくありませんが、ツバに対して指定された位相を持つように加工を行うことがポイントとなっています。

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穴あきボルトの製品事例③:特殊 継ぎ手ボルト(ジョイントボルト)
穴あきボルトの製品事例③:特殊 継ぎ手ボルト(ジョイントボルト)

自動車で使用するユニオンボルト(ジョイントボルト・バンジョーボルト)と呼ばれるもので、縦穴と横穴がクロスに明いていることが特徴です。こちらの製品は、穴あけ・タップ・穴・横穴・さらいという5工程で製作されています。主な用途としては、油を内部に循環させるために使用されています。

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穴あきボルトの製品事例④:トラック用 特殊ボルト
穴あきボルトの製品事例④:トラック用 特殊ボルト

この締結部品は、自動車部品(トラック)として使用するボルトです。特殊な材質を使用しており、ネジはM12のネジ山となります。
当社で、まず圧造後に頭部にクロス穴加工を施し、さらに先端部分ははめ込みをしやすくするためにテーパ-形状の加工をいたしました。また写真の黄色の部分は、転造・めっき後にゆるみ止めを塗布したものです。

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穴あきボルトの製品事例⑤:特注ユニオンボルト
穴あきボルトの製品事例⑤:特注ユニオンボルト

こちらの製品は縦穴と横穴がクロスに明いていることが特徴で、循環させるため、バリなど異物を除去することが求められますが交差部分で必然的にバリが出やすいのが加工の難点です。当社では特殊な工具を用いてバリを除去しております。

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穴あきボルトの製品事例⑥:フォークリフト用横穴付(M14)ボルト
穴あきボルトの製品事例⑥:フォークリフト用横穴付(M14)ボルト

フォークリフト用の横穴付(M14)ボルトです。この締結部品は縦穴と横穴のクロス加工を施してあることが特徴です。この2つの穴の交差部分においては加工上とてもバリが出やすい部分ですが、当社では特殊な工具を用いてバリを除去しています。

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穴あきボルトに関するお悩み・お困りごとは特殊ネジ・リベット製造.comまで!

特殊ネジ・リベット製造.comを運営する株式カネコは、ボルトやネジ、リベット、ピンなど様々な締結部品の2次加工と冷間鍛造における日本屈指のプロフェッショナルとして、様々な特殊ネジや特注リベットの製造・2次加工を行ってきました。

また当社は、全国各地にあるネジ加工のサプライヤーと構築した強固なネットワークを保有しています。
そのため、当社によるVA/VE提案をするだけでなく、最適なネジ加工のサプライヤーも踏まえたコストダウン提案をすることができます。

つまり当社では、加工技術にあまり詳しくないネジ商社と比較して、より安く、よりお客様のご要望に沿った締結部品を提供することが可能となり、これらの理由から大手メーカー様からも支持されてきました。

ボルトに関するお困りごとはなんでも解決いたします。少しでもお悩みの方は、ぜひ特殊ネジ・リベット製造.comまでご連絡ください!

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