ブレーキボルトとは？キャリパーボルトとの違いについて解説
特殊ネジ・リベット製造.COMでは、各種ネジ・ボルト・ピンといった締結部品の製造に関する基礎知識をご紹介しています。こちらの記事では、ブレーキボルトについて、そもそもブレーキボルトとは何か、用途、キャリパーボルトとの違い、ブレーキボルトとよく似たキャリパーマウントボルト・バンジョーボルトについて詳しく解説します！
ブレーキボルトとは？
ブレーキボルトとは、テーパーになっているねじのことで、特に自転車や自動車のブレーキ部品に用いられるボルトのことを指すことが多いです。
ボルトがテーパ形状になっており、締め付けによって「おねじ」と「めねじ」の隙間がなくなり、液体の漏れを防ぐことができます。そのため、ブレーキ等の油圧管周りで用いられます。
ブレーキボルトの用途
ブレーキボルトは液体の漏れを防ぐことができるという特徴から、ブレーキボルトは主に自転車やバイク等のブレーキ部品で用いられています。
ブレーキボルトとよく混同される各ボルトとの違いとは？
ブレーキボルト以外にも、自動車・自転車・バイクなどのブレーキ周り部品に使われるネジとして、キャリパーボルト、キャリパーマウントボルト、ブレーキキャリパーブリッジボルト、バンジョーボルト（ユニオンボルト）などがあります。それぞれの違いについて解説します。
ブレーキボルトとキャリパーボルトの違いとは？
キャリパーボルトはバイクで使われるボルトを指すことが多いです。
バイクのキャリパーで使うボルトのため、「キャリパーボルト」と呼びます。
一方で、ブレーキボルトは繰り返しになりますが、自転車で使われることもあります。
キャリパーマウントボルトとは？
キャリパーマウントボルトは、バイクなどに使われる大きな固定用ネジのことを指します。
ブレーキキャリパーブリッジボルトとは？
ブレーキキャリパーブリッジボルトは、バイクに使われる、ブレーキのタッチが変わるねじのことです。
バンジョーボルト（ユニオンボルト）とは？
バンジョーボルト（ユニオンボルト）とは、中空になっている、オイルを流すホースやパイプに用いられる締結部品で、主にブレーキ周りのパイプ継手に使われるため、自動車やバイク関連で多く用いられています。
詳しくは、以下の記事をご覧ください。
バンジョーボルト（ユニオンボルト）の記事はこちら
＞＞＞バンジョーボルト（ユニオンボルト）とは？
特殊ネジ・リベット製造.comが提供するブレーキボルトの特徴は？
ブレーキボルトは、特殊ネジ・リベット製造.comが得意としている製品の１つです。
当社では、規格にないブレーキボルトの製作も承っております。
また、当社のブレーキボルトは、市販品への追加工・既存の金型を流用した「コストダウン」のを実現いたします。他にもお客様に合わせて最適な工法をご提案します。
続いて、特殊ネジ・リベット製造.comのブレーキボルトの製作事例をご紹介します。
ブレーキボルトの事例①：ブレーキボルト
ブレーキボルトに関する当社の事例をご紹介いたします。
こちらの製品ですが、市販のCAPボルトから頭部をテーパ加工しております。当社では数量に応じて、旋盤加工、自動カム式旋盤、NC旋盤で製作しております。今回は500本程度と少量でしたので、自動機は使わずに、旋盤加工にて製作いたしました。美観などによってはNC旋盤で光沢を出す加工も可能です。
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ブレーキボルトの事例②：キャリパー固定用ボルト
ブレーキボルトに関する2つ目の事例をご紹介いたします。
この締結部品は、キャリパー固定用ボルトとして使用する特注ボルトです。（ただし、写真はワッシャー・ねじ切りの転造前の製品写真です。）
特殊ネジ・リベット製造.comを運営するカネコで行った加工としては、圧造成型を行った後に先端の溝加工を実施し、最後にワッシャー組み込み転造を行いました。
その後、熱処理・めっきを行いました。
こちらの製品は、ワッシャー組み込みなどの転造を行い、最終的に外注先でM5の加工を行っています。
締結部品の場合には自社でネジ転造まで行う場合と、外注を使う場合があります。どちらの場合においてもネジ転造は最終工程となる為、その他の形状成型は前段階で完了していることがほとんどです。
つまり、このねじ切り部を想定した加工・成型がポイントであり、当社では、ねじ転造時の寸法変化をみこして溝形状を切削しており、この製品の加工における最も重要なポイントと言えます。
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ネジ・リベット・段付きボルトに関するお困りごと、なんでも解決いたします！
特殊ネジ・リベット製造.comを運営する株式会社カネコは、ネジの２次加工と冷間鍛造における日本屈指のプロフェッショナルとして、様々な特殊ネジや特注リベットの製造・２次加工を行ってきました。また当社は、全国各地にあるネジ加工のサプライヤーと構築した強固なネットワークを保有しています。そのため、当社によるVA/VE提案をするだけでなく、最適なネジ加工のサプライヤーも踏まえたコストダウン提案をすることができるため、お客様に最適な商品をお届けすることが可能となっております。
つまり当社では、加工技術にあまり詳しくないネジ商社と比較して、より安く、よりお客様のご要望に沿った締結部品を提供することが可能となり、これらの理由から大手メーカー様からも支持されてきました。
さらにカネコでは、製品の熱処理やメッキ処理、全数検査まで対応しております。当社では業界に先駆けて、画像処理選別機を開発・導入し、TS16949/ISO9001などの国際標準基準に対応した最新の検査システム開発を行っています。この最新検査システム「View Checker」では最大4台のカメラを内蔵し、1台あたり1/60秒の超高速画像処理を実現しています。4台のカメラでは、128ヵ所の計測と256ヵ所の特徴抽出を1秒間に15回行う能力があり、最小で±0.02㎜の寸法公差にもなる高精度検査にも対応します。
＞＞＞View Checkerはこちら
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