【設備動画付き】タップ加工とは? ねじへの加工と事例紹介
特殊ネジ・リベット製造.comによるタップ加工に関する基礎知識
特殊ネジ・リベット製造.COMでは、各種ネジ・ボルト・ピンといった締結部品の製造に関する基礎知識を紹介しています。こちらでは、タップ加工に関する基礎知識と、特殊ネジ・リベット製造.comが得意としているねじの2次加工について紹介をしています。タップ加工機の様子を収めた動画も載せておりますので、ぜひご覧ください!
タップ加工とは?
タップ加工とは、ねじ切りを行う「タップ」という工具を用いて、事前に開けた下穴に雌ネジを作る加工方法のことです。
比較的簡単で、かつ効率的に行える加工工程であり、小さいねじの製作での生産性が高いという特徴を持っており、コストダウンにもつながる加工方法となっております。
タップ加工における「タップの種類」
タップ加工では、「タップ」という工具を用いて行うと書きましたが、この「タップ」には、①切削タップと②転造タップの2種類ございます。
①切削タップ
下穴を削り、加工していく方式です。転造タップよりもトルクを必要としない方法となります。
②転造タップ
下穴を削らず、ネジ山を盛り上げてねじを作る方式です。切削タップとは異なり、下穴を削らないため切粉が出ず、タップ破損を防ぐことにつながります。ただし、切削タップよりも精度の高い下穴やトルクを必要とします。
どちらにもメリット、デメリットはございます。コストダウンにつながる「タップ加工」を行う上で、自社に合った方式のタップを選択することがポイントとなります。
このような特徴を持つタップ加工を用いて製作した、自社の特殊ネジの事例を次に紹介いたします。
タップ加工を行った特殊ネジの事例①:インサートナット M6
まずご紹介するのは「インサートナット M6」です。
こちらの製品は、ネジ径の太さがM6のインサートナットです。自動車の固定・位置決めとして製作いたしました。タップに関してはメッキをするので、オーバータップとしております。
また、こちらの製品は、穴まで圧造化しておりますので、大幅なコストダウンも可能となっております。
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タップ加工を行った特殊ネジの事例②:特注リアリンクピン
続いてご紹介するのは「特注リアリンクピン」です。
こちらの製品は、チェーンなどの可動部分であるリアリンクを結合する部品です。タップ下穴を圧造し製造することで、形状の精度を保ちつつ生産性を向上させてコストダウンにつなげております。
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ネジへのタップ加工でお困りの方は、特殊ネジ・リベット製造.comまで!
特殊ネジ・リベット製造.comを運営する株式カネコは、ネジの2次加工と冷間鍛造における日本屈指のプロフェッショナルとして、様々な特殊ネジや特注リベットの製造・2次加工を行ってきました。また当社は、全国各地にあるネジ加工のサプライヤーと構築した強固なネットワークを保有しています。そのため、当社によるVA/VE提案をするだけでなく、最適なネジ加工のサプライヤーも踏まえたコストダウン提案をすることができます。
つまり当社では、加工技術にあまり詳しくないネジ商社と比較して、より安く、よりお客様のご要望に沿った締結部品を提供することが可能となり、これらの理由から大手メーカー様からも支持されてきました。
さらにカネコでは、製品の熱処理やメッキ処理、全数検査まで対応しております。当社では業界に先駆けて、画像処理選別機を開発・導入し、TS16949/ISO9001などの国際標準基準に対応した最新の検査システム開発を行っています。この最新検査システム「View Checker」では最大4台のカメラを内蔵し、1台あたり1/60秒の超高速画像処理を実現しています。4台のカメラでは、128ヵ所の計測と256ヵ所の特徴抽出を1秒間に15回行う能力があり、最小で±0.02㎜の寸法公差にもなる高精度検査にも対応します。
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ネジに関するお困りごとはなんでも解決いたします。少しでもお悩みの方は、ぜひ特殊ネジ・リベット製造.comまでご連絡ください!
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