ストリッパボルトとは?ストリッパボルトの用途や強度について解説します!
ストリッパボルトとは?
ストリッパボルトは、主に金型やプレス加工に使用される特殊なボルトです。
ストリッパボルトは、頭部、ねじが刻まれていない胴部、ねじ部の3構造となっています。ストリッパボルトは、通常のボルトと異なり、強度や耐摩耗性が求められます。ほとんどのストリッパボルトは六角穴の頭部形状となっており、熱処理を加えることで耐久性を強化しています。高い精度と耐久性が必要で、重要な部品となっています。
ストリッパボルトの用途
ストリッパボルトは主に可動ストリッパ構造のプレス金型において位置決めとガイド機能を担うボルトです。可動ストリッパ構造の金型では、ストリッパプレート(材料を押さえる部品)が上下に動きます。 ストリッパボルトは、このプレートを保持しガイドする役目を果たしています。 ボルトの、ネジが切られていない胴部がプレートの穴に正確にはまることで、上下可動します。そのため、胴部には特に精度が求められます。ほかにも、精密な位置決めが必要な場面では、寸法公差が厳しく求められます。長期間の使用でも精度を保つことも求められます。このように締結力だけでなく、強度や公差などが高水準求められるボルトです。
ストリッパボルトに求められる強度
ストリッパボルトは、プレスの強い圧力や繰り返される衝撃に耐えるため、非常に高い強度が求められます。特に、ボルトに対してまっすぐにかかる力に(引っ張り方向)に耐えられるように設計されています。多くの場合で、焼き入れ処理が施され、耐摩耗性と高強度が確保されています。 また、精密な位置決めが必要な場面では、寸法公差が厳しく求められます。長期間の使用でも精度を保つことも求められます。このように締結力だけでなく、強度や公差などが高水準求められるボルトです。
ストリッパボルトの製品事例をご紹介!
S45C ストリッパ―ボルト M8×50 S=4
こちらの製品はネジ部が短いのがポイントです。圧造ですとツバが薄いので、削り出しにて製作しております。切削ネジも転造ネジも不完全ネジ部が存在しますので、設計の方と有効ネジ部の確認をして、ニゲ溝を入れるなどの提案をすることも多いです。
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ストリッパボルトΦ20.5×50-M16×24
こちらはストリッパボルトΦ20.5×50-M16×24です。こちらの製品は、金型の調整等に使われます。外観はCAPボルトに似ておりますが、鍛造⇒切削加工⇒転造加工⇒熱処理⇒研磨と多くの工程で製造いたします。
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ストリッパボルトに関するお悩み・お困りごとは特殊ネジ・リベット製造.comまで!
特殊ネジ・リベット製造.comを運営する株式カネコは、ネジやリベット、ピンなど様々な締結部品の2次加工と冷間鍛造における日本屈指のプロフェッショナルとして、様々な特殊ネジや特注リベットの製造・2次加工を行ってきました。
また当社は、全国各地にあるネジ加工のサプライヤーと構築した強固なネットワークを保有しています。
そのため、当社によるVA/VE提案をするだけでなく、最適なネジ加工のサプライヤーも踏まえたコストダウン提案をすることができます。
つまり当社では、加工技術にあまり詳しくないネジ商社と比較して、より安く、よりお客様のご要望に沿った締結部品を提供することが可能となり、これらの理由から大手メーカー様からも支持されてきました。
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