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技術コラム

スタッドボルトとは?特徴からウェルドボルトとの違いまで解説!

名称と用途
スタッドボルトとは?
スタッドボルトとは?

スタッドボルトとは、英語では ”Studs bolt”、 別名「植え込みボルト」とも呼ばれる、両端に雄ネジ部を持つボルトのことです。軸部のみで頭部形状がないのがスタッドボルトの特徴で、片側を機械・装置に植え込んだ後に、他方に部品を取り付けてナットで締め付けて、固定するために使用されます。

スタッドボルトは、一般的には植え込み側の方がネジ部が若干太く短くなっています。これは、ナットを緩めた際に植え込み側が抜けないようにするためです。

スタッドボルトの特徴

スタッドボルトの特徴としては、下記のような点が挙げられます。

・軸方向の引っ張りに強い
・脱着を繰り返すことができる
・頭部形状がないため、長尺になっても加工がしやすい
・強度検査がしやすい

スタッドボルトの用途

これらの特徴から、スタッドボルトは自動車関係から機械装置など、様々な場所に用いられています。

・自動車の車軸フランジ部分
・ブレーキドラム
・ホイール
・シリンダーヘッド
・ガイド
・エンジン
・機械装置のカバー
・クレーン

用途としては、固定するのはもちろんのことですが、繰り返し取り外しができる部分に使用されたり、逆に一度締めたら半永久的に外れない場所にも使用されます。また、部品を取り付ける際に容易に位置決めできる点もスタッドボルトがメリットを働く点です。

スタッドボルトとウェルドボルトとの違い

スタッドボルトとよく混同されるのが、ウェルドボルトです。どちらも溶接用途に使用されることがあるのですが、形状を含めて異なる点がいくつもあります。

ウェルドボルトとは、溶接で金属板に据え付ける種類のボルトのことを指します。ウェルドボルトは、ボルトの頭部に溶接用の突起(プロジェクション)がついているので、頭部を金属板の穴に通して溶接を行うことで、強固にボルトとナットを接合することが可能となります。よって、一般的なボルトとナットでは接合が難しい自動車板金、電化製品の製造、建築工事などのネジの接合に使用されるケースが多いです。

>>>ウェルドボルトとは?由来と特徴・特殊事例について

一方スタッドボルトの特徴は、軸部のみで頭部形状がなく、片側を機械・装置に植え込んだ後に、他方に部品を取り付けてナットで締め付けて、固定するために使用されるのが特徴です。


また、精密板金部品にボルトの取り付けが必要な場合は、ウェルドボルト板金部品の裏から差し込み、裏側からボルト頭を溶接することもあります。しかし、裏から溶接するため溶接時間が長くなってしまい、さらに溶接の歪みが発生してしまうため仕上げ作業が発生してしまうことが課題となることが多いです。

そのようなときに、ウェルドボルトの代わりにスタッドボルトを使用することで、溶接による歪みや焼けが発生しないため、仕上げ工数の削減につながります。また、ウェルドボルトでは隅肉溶接であるのに対し、スタッドボルトではスタッド溶接になるため、溶接時間が短く済みます。そのため、スタッドボルトを使用することで溶接に関する作業工数の削減を実現することができるのです。

特殊ネジ・リベット製造.comが提供するスタッドボルトの特徴は?
特殊ネジ・リベット製造.comが提供するスタッドボルトの特徴は?

スタッドボルトやウェルドボルトは特殊ネジ・リベット製造.comが得意としている締結部品の1つです。当社では様々な締結部品の製造を行っており、家具や自動車、建築等の様々な業界の設計者の要望に応えてきました。

当社では、鉄やステンレス、銅、真鍮、炭素鋼など、様々な素材・材質の低頭ネジを取り扱っております。そのため、お客様の使用用途などに合わせて、最適な材質の提案をすることが可能です。

>>>締結部品のコストダウン事例一覧はこちら

>>>特注ウェルドボルトの事例一覧はこちら

スタッドボルトの事例①:クリンチングスタッド
スタッドボルトの事例①:クリンチングスタッド

続いて、当社が実際に製作したスタッドボルトの事例です。

こちらの締結部品は、クリンチングスタッドと呼ばれている製品であり、ヘッドの部分にローレット加工をしている製品となっています。内径部分にねじ切り加工をしており、加工工程からすると一般的には切削品が多く流通している製品です。
>>>この製品の写真をもっと見る

スタッドボルトの事例②:ウェルド突起付き スタッドボルト
スタッドボルトの事例②:ウェルド突起付き スタッドボルト

こちらは、ウェルド突起付きのスタッドボルトという製品で、食品製造装置の機械部品として使用されています。加工における特徴として製品図面にはないツバをつけて成型している点が挙げられます。
>>>この製品の写真をもっと見る

特注スタッドボルト・ウェルドボルトのことなら、特殊ネジ・リベット製造.comまで!

特注スタッドボルト・ウェルドボルトのことなら、特殊ネジ・リベット製造.comまで!

特殊ネジ・リベット製造.comを運営する株式カネコは、ネジの2次加工と冷間鍛造における日本屈指のプロフェッショナルとして、様々な特殊ネジや特注リベットの製造・2次加工を行ってきました。また当社は、全国各地にあるネジ加工のサプライヤーと構築した強固なネットワークを保有しています。そのため、当社によるVA/VE提案をするだけでなく、最適なネジ加工のサプライヤーも踏まえたコストダウン提案をすることができるため、お客様に最適な商品をお届けすることが可能となっております。

つまり当社では、加工技術にあまり詳しくないネジ商社と比較して、より安く、よりお客様のご要望に沿った締結部品を提供することが可能となり、これらの理由から大手メーカー様からも支持されてきました。

さらにカネコでは、製品の熱処理やメッキ処理、全数検査まで対応しております。当社では業界に先駆けて、画像処理選別機を開発・導入し、TS16949/ISO9001などの国際標準基準に対応した最新の検査システム開発を行っています。この最新検査システム「View Checker」では最大4台のカメラを内蔵し、1台あたり1/60秒の超高速画像処理を実現しています。4台のカメラでは、128ヵ所の計測と256ヵ所の特徴抽出を1秒間に15回行う能力があり、最小で±0.02㎜の寸法公差にもなる高精度検査にも対応します。
>>>View Checkerはこちら

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