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技術コラム

冷間鍛造に関する基礎知識と注意点

成形

冷間鍛造における基本!

冷間鍛造における基本!

特殊ネジ・リベット製造.comでは、様々な締結部品の製造を行っており、汎用メーカーには特殊形状・特注部品の製造を行っています。こちらでは、当社が提供する締結部品の基本となる冷間鍛造技術について紹介をいたします。

まずは、一般的な冷間鍛造に関する解説から!
まずは、一般的な冷間鍛造に関する解説から!

冷間鍛造とは、材料を金型で挟み込み高圧をかけることで成型を行う加工方法です。
成型工程としては、上型(パンチ)下型(ダイス)という2種類の金型を用意し、その間に材料を挟み込み、数百~数千tの高圧をかけ、材料を変形させます。

この加工方法では、精度が課題となりやすく、特に注意しなければならないのが、パンチとダイスの中心位置があっているか?という点です。(かみ合わせ精度と呼びます)

一般的に、冷間鍛造で加工をする際に使用する加工機≂ヘッダーの動作精度に影響を受けてしまうので、ダイスとパンチのかみ合わせの精度はあまりよくなく、精度面での保証が難しいといえます。
特に、特殊ネジ・リベット製造.comにある端面ツバを持つシャフトやボルトなどでは、ツバと軸の同芯度で0.2~0.5㎜程度の精度のズレが発生してしまいます。

特殊ネジ・リベット製造.comが提供する冷間鍛造とは?
特殊ネジ・リベット製造.comが提供する冷間鍛造とは?

特殊ネジ・リベット製造.comでは製品ごとの求められる精度に応じて、以下の2つの提案を行っています。

ⅰ)ツバと軸の同芯度が必要な場合
  ツバ形状を図面指定よりも大きく成型し、軸をチャッキングし、カム式旋盤で削りだしを行うと精度を追い込む。

ⅱ)軸と内径への穴にたいして、同芯度が必要となる場合
  軸をチャッキングし、カム式旋盤での加工とすることで、0.2~0.5㎜以下の高精度をだす。


→鍛造加工で行っている製品の場合には、ツバと軸の精度を保つことは難しく、精度の追い込みを行う上では、カム式自動旋盤での加工を行うことを考慮しなければなりません。